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2010年 03月 13日

安曇野菜園の第7期第1四半期実績について

 2月16日、今年初めての議会全員協議会でした。注目の議題は、本庁舎建設候補地が豊科の5カ所に絞られたこと。このことは、また改めて書くとして、もう一つは安曇野菜園の第7期第1四半期実績について。
 第6期の上半期の実績報告の時に、菜園専務が「経営のことは会社に任せておけ」と言い放ったのは、ただの強がりだったのか。今日はやけにしおらしく、「努力する」の一点張りでした。「努力」だけで何とかなるなら、とっくに解決しています。

 破綻処理には15億円かかる。ここで止めてしまうわけにはいかない。市はそう説明するのですが、このまま事業を継続するにも、毎年数千万円から1億円は安曇野市が財政負担することになります。どちらを選ぶにしろ「市民1人当たり1万~1万5千円の負担増になります。「退くも地獄、進むも地獄」となってしまったのは、当初の計画が杜撰だったからです。旧三郷村が安曇野市が、それを認めない限りは、退くも進むもありえません。なしくずしに私たち市民の税金が使われるのは、許しがたいことです。以下は、「三郷ベジタブルの経営改善を望む市民の会」の横地泰英さんより、本日の全員協議会傍聴の報告です。

◆ルビーを断念、新品種へ~安曇野菜園7期第1四半期報告~

 安曇野市議会は10年2月16日、全員協議会が開かれ、トマト栽培第3セクター「安曇野菜園」(旧三郷ベジタブル)について第7期第1四半期の経営報告があった。
 質問に立った小林純子議員は「資料を早め提出してもらったが、第1四半期は09年9~11月。まもなく半期という時期だ。これで四半期ごと判断とはいかがか」と苦言。その上で売上実績の計画値が、中期計画とその変更分との二通りになっていることについて、「作替えの時期を変えたようだが、合計値は変わっておらず、3品種合計3.9億円の売り上げも同じ。作変えすれば数値は変わるのが普通。見通しのある売り上げ数量なのか」と質した。

 三澤専務は(他議員への答弁も含めて)「計画目標は達成する。3.9億円はなんとしても達成する覚悟。農業だから、できるとかそれ以上とかは言えない」と説明。また08年から導入した高糖度品種のルビーについては「売り上げが伸びないので、カゴメが試作している新品種に切り替える。作替えなどで収穫数量は変わらない」などと説明した。

 村上社長(副市長)は「キャッシュフロー(資金繰り)は厳しい。ルビーの棟で1億円以上の売り上げがないと、期末には資金ショートもあり得る。金融機関に債務保証(損失補償)して借り入れも…」などと説明。コンピューターソフトの修理にかかる425万円も「資金が回らない」といい、カゴメ関係から迎える経営人材への期待を表明した。
 
 会社清算の可能性については「15億円プラスアルファかかるうえ土地問題もある。始めた以上軌道に乗せて、一般の農業法人に引き継ぎたいが、進むも地獄、退くも地獄の状況だ」と、12月議会での市側答弁を繰り返した。

 小林純子議員は冒頭の質問で「もともと5億円の売り上げがなければ経営がなりたたない。やるべきでない事業を始めてしまったのだ」と根幹の判断ミスを指摘した。

 会社側の説明はアバウトで説得力に欠け、第1四半期3ヶ月だけの報告であることも手伝って、質疑は詰めきれぬまま終わった。(報告・横地泰英)

◆安曇野菜園株式会社第7期第1四半期の報告について
 (安曇野市議会全員協議会資料)
第7期売上実績表(計画値変更前及び変更後)
合計残高試算表(前年対比貸借対照表、損益計算書、製造原価報告書)
安曇野菜園(株)経営破綻と三郷トマト栽培施設の譲渡等に係る財政負担額試算(21年9月説明資料を参考資料として添付)
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by misato_tomato | 2010-03-13 10:19 | 情報公開
2009年 08月 18日

安曇野菜園、6期は3800万円の赤字

旧三郷ベジタブル黒字化計画、初年度でつまづく

 安曇野市のトマト栽培第三セクター「安曇野菜園」(旧三郷ベジタブル=西山馥司会長)の第6期決算は、3800万円の赤字となる見通しが、09年8月18日開かれた安曇野市議会全員協議会で報告された。08年9月~09年8月の同社第6期は、中期経営計画の初年度。省費用型生産で初めて黒字化する計画だったが、しょっぱなからつまづいた。

 西山会長(副市長)、三澤専務らの説明によると、①昨年9月、葉カビ病が発生②今年4~5月、湿度減少で花芽に影響③6月、急な天候変化で花芽4分の1消失。これらの影響で例年より遅く8月まで収穫を続け、黒字の主力になるはずだったプラムを抜いて植え替えせざるを得なくなった。ラウンド、ルビーを含めた三品種で3億7888万円を見込んだ売り上げは、78%の2億9586万円に減った。

 西山副市長は「毎回おわびの繰り返しで申し訳ない。第7期めざして慎重に対応し、全力を尽くす」など陳謝した。3番目に質問した小林純子議員は「売るトマトがない危機的な状況だ。資金繰りはじめ、経営全体に疑問が多い。市が損失補償契約している金融機関からの借り入れは25年までにゼロにする約束なのに、昨年4月1500万円も借入を増やしていた。とんでもないこと。資金繰りと中期計画の見直し、7期の見通しを明らかにせよ」と迫った。

 三澤専務は「中期計画に基づいてしっかりやる。無理な数字ではない」などとラフな説明。二木・市産業観光部長は「損失補償枠内の融資については、事前に市と協議するよう、さきごろ市長から菜園に話をした」などと答弁した。

 安曇野市議会はこれまで、全員協議会の限界もあり、三郷ベジタブルをはじめとする三セク問題で生ぬるい対応が目立った。この日は草深温議員、小林紀之議員、松澤好哲議員などが次々に質問し、①赤字続きで資金繰りはどうなっているか?②8月末の6期決算を見て重大判断をするとの市長約束があるが?③トマト栽培には根本的に無理な施設ではないか?④見通しもない泥沼状態ではないか?など強い口調で説明を迫った。

 しかし詰めは甘く、中には「この事業の目的が地域活性化なり、若者に雇用を生むものだったのなら話は別だが」などと、きな臭い発言もあった。三郷村選出の議員も「地元として10万安曇野市民に申し訳ない。若い職員が育ってきているのが希望だ」などと異例の発言をした。
(報告・横地泰英)
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by misato_tomato | 2009-08-18 23:50 | 情報公開
2009年 06月 13日

やっぱりおかしい第1次中期経営改善計画書

~安曇野ルビーはあきらめてカゴメにすがるしかない?~

 三セク問題のおかげ(?)で、企業会計のことも少しは理解できるようになりましたが、安曇野菜園の決算書は「特殊」なので、企業会計初心者の私には未だよくわかりません。5月29日報告の「安曇野菜園の第6期上半期決算」でも書きましたが、考えれば考えるほど疑問がふくらみます。(「偽装決算ではないか」と疑う人もいます。)
 同時に提出された第1次中期経営改善計画も、そんな決算の延長線上に作られたものですから、本当に大丈夫かと心配です。そこで、今日は第1次中期経営改善計画の疑問点について書いておきたいと思います。

 今回の経営改善計画では「安曇野ルビー」(品種名キャンディースイート)のことに全く触れていません。昨年1月発表の経営改善計画の目玉として導入した高糖度トマト「安曇野ルビー」。10年契約のカゴメとの将来(10年後の取引は不透明)を考慮し、カゴメに頼るのではなく「安曇野ルビー」の独自路線で再建を目指すと言っていたのに、そのあたり何の説明もありません。計画売上量の半分にも達しない現状に目をふさいだまま経営改善などできようはずがありません。

 トマトの生産方針を『省費用生産型』に転換すると言っていますが、要するに「生産量が伸びない現実」に合わせただけです。聞こえのいい『省費用生産型』という言葉でごまかしているとしか思えません。
 「安曇野ルビー」が期待薄であるならばむしろ、カゴメとの関係強化によって栽培技術の向上~経営改善を考えるのが現実的ではないでしょうか。(今さらカゴメの技術指導を受け入れるのは難しいのか?)

 『省費用生産型』ということになると、LPG費用は使用量削減と原油価格が落着いたことから劇的に減少していますが、パート従業員の人件費は売上目標を5億円から4億円に下げているにもかかわらず変わりません。1億円分のトマトの生産・出荷に必要な人手がいらなくなるのに、なぜ人件費削減できないのか。
 考えてみれば、単価の高い「安曇野ルビー」の生産が減ることになるので、人手は減らすに減らせないのでしょう。そういえば、当初「ルビーは単価が高いので、たくさん作らなくても利益が出る。人手を増やす必要がない。」という話を聞いた覚えがあります。これは、ルビーの生産を縮小しても人手は変わらない、人件費は減らせないということです。『省費用』というには、やはり無理があります。

 そして、無理があるといえば、最悪なのが今後5年間の資金繰計画です。安曇野菜園は施設敷地を長野県農業開発公社から借りているのですが、4年後には買取る契約になっています。これについて「土地取得のための資金繰の見通しが立つ時点で資金計画に含める」と但し書きがあるのです。都合の悪いものを外して作った「資金繰計画」など、何の役にも立ちません。
 この土地取得には1億7,000万円ほど必要ですが、まさか安曇野市に買ってもらおうなんて考えてはいないでしょうね。もしかしたら、市が増資するとか、市の損失補償をつけるとか、そんな話も出てくるのでしょうか。

 とにかく、会社の代表者印まで押された「第1次中期経営計画書」、表紙だけはリッパですが中身は空疎です。A41ページに収まる内容を、わざわざ文字を大きくして3ページに水増しし、根拠のない目標損益計算書と資金繰計画表を付けただけ。
 「民間の企業だったら、こんなもんじゃ通りませんよ。お役所や議会はどうかしてますよ。」というお叱りの声も届いています。株主でもある市民のみなさんには、ぜひ見ておいていただきたいと思います。


安曇野菜園第6事業年度上半期実績報告
安曇野菜園株式会社第1次中期経営計画書(第6事業年度~第11事業年度)
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by misato_tomato | 2009-06-13 09:25 | 情報公開
2009年 06月 13日

安曇野菜園の第6期上半期実績について

~売上達成率56%、改善計画見直すも具体性に欠け展望なし~

 安曇野市議会では5月29日午後は第10回全員協議会でした。

 経営不振が続くトマト栽培第3セクター安曇野菜園・旧三郷ベジタブル第6期第1四半期(上半期)の生産・販売状況について、市側(会社側)から説明があった。08年9月~11月末の3ヶ月間(08年9月~09年2月末の6ヶ月間)は、全品種とも計画売上量に達せず、とくに期待の高糖度新品種「安曇野ルビー」は22%(33.3%)にとどまった。安曇野菜園は期末まで売上増を努力するとしているが、経営改善計画の達成は困難と見られ、市は計画の下方修正もありうるとしている。

 以上、2月10日発表の「第6期第1四半期実績」について報告した内容を、そっくりそのまま数値だけ差し替えればOKという、予測通りとはいえ「期待はずれ」の結果でした。()内が今回発表の上半期のデータです。「計画の下方修正もありうる」と言っていた通り、計画の目標値を下げた第一次中期経営改善計画書なるものまで一緒に出てきました。
 そこには、「トマト生産方針を『省費用生産型』に転換することにより売上高及び経費を見直し、新たな経営目標を設定した」とあり、これまで売上5億円以上を目指したが達成できず、それでも経費はそれなりにかけているので、売上原価は高くなり利益が出ないという状況をやっと認めた形です。今後は、経費節減に努めるとともに自社の生産技術に見合った売上高(4億円前後)を目標値とするとして計画変更したのです。

 しかし、経営改善のために売上5億円を必要とする計画が、売上4億円で大丈夫とそうカンタンに言われてもにわかに信じがたく、説明を聞くだけではよく分りませんでした。11期までの目標損益計算書を見ても、累積赤字を減らしつつ何とかなっていく=数字の辻褄は合っているのが不思議。
 でも、よく見ると、やっぱり(ダメじゃないか)ということがちゃんと書いてありました。「なお、長野県農業開発公社から取得する予定の土地につきましては、同公社との契約により平成25年まで取得期限を延長いたしました。今後、土地取得のための資金繰の見通しが立つ時点で資金計画に含めてまいります。」と、やけに丁寧な言い回しで書いていますが、この土地取得には1億7,000万円ほど必要ですから「資金繰の見通しが立つ時点で資金計画に含める」なんて呑気に言っていられる金額ではないのです。資金繰の見通しが立たないから改善計画の見直しから外してごまかしたということです。「ちゃんと書いてあるから、ごまかしてはいない」と言いたいのでしょうか。ひどいものです。

 もっとひどかったのは、菜園専務取締役がわたしの質問に答えて「経営のことは会社に任せておけ」と言い放ったこと。会社に任せていたから、こんなにひどくなってしまったのに、このまま任せておけるわけがありません。
 安曇野菜園は市が出資した第3セクターですから、安曇野市は株主、安曇野市民も株主です。株主は間接的にではあれ経営に参加することができます。だからこそ、市民の代表である議会に報告・説明に来たのではないですか。
 最初からこんな「捨て台詞」で始まった報告は言い訳に終始し、将来への具体的な見通しが持てるものは何一つ無く、まったく緊張感に欠けたものでした。

 以下、詳しい報告をするためには疑問点が多過ぎるので、とりあえず気になった点だけいくつかあげておきます。

◆半期の正規品の売上は1億5903万1000円(対計画比56.49%)にとどまったものの、LPGの節減と単価が下がったことで経費が抑えられ、結果3879万5000円の黒字になっていました。この黒字も期末(8月)には633万円に減る見込み。やっぱり赤字ということにならなければいいが。
 黒字といっても、その内容はお話しになりません。相変わらず栽培技術は向上せず、やれ天候がどうの、病気が出た、カビが生えたのと、開業6年目にして、栽培技術はまだ試行錯誤の状態か。計画の半分ぐらいしか生産できず、味もよくない。(栽培の責任者も「味がまばらな時があった、バラつきがあることは認める」と発言)1パック398円もするトマト、一度は食べてみても、それがたまたま不味かったら二度と買ってもらえないのではないか。

◆ガスの節減ばかりを強調していましたが、そのために温度管理がうまくいかなかったことはないのか。
 それに関連して、無責任極まる菜園専務の発言があったので、ここにしっかと記しておきます。「温室栽培といえども天候のリスク、病虫害のリスクはある。計画通りに収穫が上がるものではない。」これだけなら、至極当たり前のことでどこが無責任なのと思われるかもしれませんが、この人は三郷村農林商工課長だった当時、「温室栽培だから天候や病虫害の影響が少なく、通年栽培で収益多く安定的な経営ができる。」と言って積極的にこの事業を進めたのです。それが今になって、あまりに調子のいい物言いではありませんか。

◆あともう一つだけ、長期借入2000万円増加が気になっています。「運転資金である・・・」と要領を得ない説明だったので、運転資金なら短期借入でやるのでは?長期借入で運転資金2000万円をこの会社に融資してくれる銀行があるの?もしかして、あの「禁じ手」を使ったのではないかと・・・ これは週明けにさっそく確認してみようと思っています。

・2009年5月30日の市民タイムス記事
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by misato_tomato | 2009-06-13 09:22 | 情報公開
2009年 06月 13日

147万円かけたトマト栽培事業関連の計画策定はムダに

~旧三郷村議会の議事録からわかったオドロキの事実~

 安曇野市の第三セクター安曇野菜園(旧三郷ベジタブル)の経営不振と施設使用料未払が問題になって2年が過ぎました。安曇野市に対して関連の住民監査請求を3回、続く住民訴訟は8回の弁論を数え現在も継続中です。
 このごろでは、安曇野市の三セク問題を理解する市民も多くなりましたが、その一方で「三郷のトマト(三セク)は、ありゃもうダメなんだから。今さらいくらつついたってしょうがないよ。」と、あきらめ顔で話しかけてくれる人も。でも、この「あきらめ顔」は、もしかしたら「責任逃れ」の曖昧な表情なのかもしれない。
 
 「将来性のないトマト栽培の事業を強引に進めた旧三郷村行政と村長(現安曇野市の副市長)の責任を明確にし、今後二度とこのような問題が起こらないよう教訓としてほしい」、これは住民監査請求に込めたわたしの強い思いであり、住民訴訟にまで訴えた動機であり目的だといってもいいでしょう。
 責任を明確にするためには、何があったのかその事実を知らなければなりません。「今さら仕方ない」で済ますわけにはいかないので、疑問が出るたびに情報公開請求したり、心当たりに話を聞いたり、手持ちの資料をひっくり返してみたり、調査は継続中です。

 今日は、安曇野菜園(三郷ベジタブル)問題の経過を整理していて、またまた疑問点が出てきたので、旧三郷村議会の議事録を見に行ってきました。三郷図書館に保管されているのですが、今回が3度目です。これまでにも一般質問や予算、指定管理者の指定の条例など、議論があったであろう時期の議会の議事録を探して調べています。
 紙の議事録はネットのように検索機能で探し出すわけにはいかないので、お目当てのページを探し出すのに手間がかかります。これまではカンというか当てずっぽうで見ていたところもあり、落ちもあるように思われました。そこで、今回は、トマト栽培事業の進展の時系列に沿って議事録を見てみることにしました。(というか、問題の経過を整理したことで時系列が見えてきたともいえるのですが)

 これまで、三郷ベジタブルの事業費20億円の予算はいつ出てきたのだろうと、議事録を調べてみるも見当たらず?(平成15年の3月議会のはずだが?)だったのですが、今回その問題の予算がどうなっていたのかよくわかりました。平成15年の3月議会に間違いはなかったのですが、新年度予算ではなく平成15年度の最後の補正予算として出ていました。
 年度末の3月に20億円もの補正予算など、私には考えられないことだったので、新年度予算の議事録の方を一生懸命探していたのです。見つかるわけがありません。
 改めて、もらった資料を引っ張り出してみたら、「H15、3月補正予算」とメモしてあるではありませんか。たくさんの資料・情報を集めながら、充分に活かし切れていない自分にちょっとガッカリ。

 それでも気を取り直して、その20億円の補正予算の議事録を読んでみたところ、またしてもオドロキの事実が出てきたのです。私としては「補正予算で20億円」これだけでも充分に驚きですが・・・
 補正予算ということで委員会での審査も省略して行われず、質疑もなく、討論もなく、ようするに質問もなければ、反対意見も賛成意見も一切なく、さっさと採決に移され「異議なーし」(これでも全会一致となるのか?)で可決されていたのです。行政も行政なら、議会も議会。ノーチェックで議会を通してしまったではありませんか。まったく信じられないことです。 「将来性のないトマト栽培の事業を強引に進めた旧三郷村行政と村長の責任を明確に」と訴えていた私ですが、さらにそこへ旧三郷村議会の責任も問わなければならないようです。

 関連してもう一つ疑問点をあげておきます。
 トマト栽培の事業実施計画の策定をコンサルタントに147万円かけて委託していたのですが、その報告書が出来上がってきたのは3月議会閉会後の3月28日。事業費20億円の補正予算の審議には間に合わず、検討されることもなく、いったい何のための計画策定だったのでしょうか。補助金をもらうためだけの計画書・報告書だったのか。
 報告書の10ページには「第三セクターは、経営の赤字構造に悩む例も多く、その設立・運営に当たっては地域の理解を十分に得ていくことが重要である。」としながら、25ページには「本事業は第三セクター方式により設立する農業経営体に委託する。三郷村がその2分の1以上を出資して・・・」と決まった事のように書いてあるのですが、この矛盾、今となっては笑えません。
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by misato_tomato | 2009-06-13 09:11 | 情報公開
2009年 02月 11日

安曇野菜園(旧三郷ベジタブル)第6期第1四半期の生産・販売状況について

トマト全品種とも売上目標に達せず
       安曇野菜園の第6期第1四半期実績
                   「ルビー」はわずか22%


 安曇野市議会は2009年2月10日、第1回全員協議会を開いた。経営不振が続くトマト栽培第3セクター安曇野菜園(旧三郷ベジタブル)第6期第1四半期の生産・販売状況について、市側から説明があった。08年9月~11月末の3ヶ月間は、全品種とも計画売上量に達せず、とくに期待の高糖度新品種「安曇野ルビー」は22%にとどまった。安曇野菜園は期末まで売上増を努力するとしているが、経営改善計画の達成は困難と見られ、市は計画の下方修正もありうるとしている。

 菜園報告によると、規格品出荷量はラウンドレッド2847万円(計画比49%)、安曇野ルビーほか951万円(22%)、プラムレッド5305万円(78%)。全品種合計の売上実績は9104万円。計画の54.6%にとどまった。売上低下の原因は、8月の低日射・11月の疫病(ラウンドレッド)、安曇野の気象など未経験の部分が多く基準達成できず(ルビー)など。同菜園は今後、生産・売上増に努め最終的には経営改善計画に近い数字を出す努力をするとした。

 第6期経営報告は、菜園の存続にかかわる。12月の市議会一般質問で平林伊三郎市長が小林純子議員の質問に答え「第6期の業績を見て3セクとしての見通しに政治的判断をしなければならない」と述べた経緯がある。この日の第6期四半期報告について、小林議員は、「これだけ悪い数字で、期末まで判断を待つのか」と質問。二木一雄産業観光部長は「売上低下にはいろいろな要素がある。あと3カ月見て、中間期で判断。いい数字を期待したい」と先延ばしした。

 他議員からも質問が集中した。「ルビーが22%とは。3セク経営だいじょうぶか」(青柳圭二議員)。「悪い結果に驚いている。菜園計画自体が間違っていた。すばやい対応が必要」(小林紀之議員)。「菜園が生きるか死ぬか、最後の峠。市は決断しなければならない」(松沢好哲議員)。「報告末尾に『最終的な収益は経営改善計画に近い数字』とあるが、具体的な損益分岐点は、何期あたりの数字か」(藤森康友議員)。これに対し市は3億8000万円~3億9000万円の5期を想定、「中間決算を見た上で経営改善計画を見直したい」と答弁した(二木部長)。

 この“見直し”は、売上5億円超の菜園経営改善計画と比べ、ハードルが低く、実質的な下方修正。使用料返済はさらに長引きかねない。市の説明は具体性を欠き、小林純子議員が質問冒頭で言及した「市としての評価」はあいまいなままだった。

 このほかにも意見・質問希望は多く、議長は「書面で提出してもらい、後日審議する」と切り上げた。


糞尿野積みがひどい/小林純子議員質問
       野積みとは聞いていない/農政課長


 【三郷農業振興公社問題】
 やはり経営不振にあえぐ三郷農業振興公社(堆肥センター)の経営改善計画書と、これに対する市の改善促進チーム報告書も、安曇野菜園報告とともに提出された。12月市議会で「年内提出」という約束だったのが延びていた。

 公社経営改善計画は①策定から平成25年度までを実施期間とし実現に努める ②20年度に市費6800万円で改修工事したことを認識、メンテ契約などで良好な設備状態を保つ ③還元堆肥を有償化、水分調整を厳格化 ④戻し堆肥をやめる ⑤黒字化し、減少資本金を回復、などの実現を決意するとしている。

 これに対し「三郷農業振興公社改善促進チーム」(代表・二木一雄産業観光部長)は、還元堆肥の有償化について、堆肥センター利用農家と非利用農家との不公平性を指摘。公社の経営改善が進まない場合、計画の設定金額などを見直すよう求めた。し尿の水分調整70%以下の厳格実行を求め、「水分調整の支払い困難を原因とする野積み堆肥を発生させないよう、農家・行政・酪農組合が支援し、適正処理に取り組むこととした。公社の堆肥製造技術・知識の向上を求めている。

 報告書は最後に、今回経営計画の想定結果が見られないときは見直しが必要。点検評価会議には十分な機能が求められる。第三者的外部メンバーなど適正な構成とする。株式会社として経営が成り立たないときは、根本的見直しを行うこととした。

 議長が「質問は書面で事務局に」と終わろうとしたのを、小林純子議員が「緊急に1点」と最後に質問。「水分調整が厳しくなったため、堆肥センターに受け入れてもらえない糞尿の野積みがひどくなっている。どういう対策をとっているのか」と質した。市は「野積みしている認識はない。報告も受けてない。農家が牧草地へ撒くために運んでいったとは聞いた。野積みではない。改修工事後、野積みは聞いていない」と答え、事実関係は詰めきれないまま終わった。

                          ◆

 安曇野菜園と三郷堆肥センター。二つの経営資料、報告書とも隔靴掻痒の感がある。現在の経営状況が厳しく、改善が容易でないことは分かる。だが、この状況を招いた経営責任はだれか。また現在の対応で傷は治せるのか。肝心の部分が心もとない。税金がどれだけ使われたか、使われるか。その1点から見守りたい(まとめ・横地 泰英)。
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by misato_tomato | 2009-02-11 08:39 | 情報公開
2008年 06月 01日

はたしてこれで「改善の兆し」と言えるのか

~三郷ベジタブル5期上半期決算の説明は疑問だらけ~
 今朝(31日)の某地方紙に「三郷ベジタブル・経営状態改善の兆し」の大きな見出しを見つけて、首を傾げてしまった。昨日の議会全員協議会で5期上半期決算の説明を受けた者としては、「改善の兆し」どころか「疑問符だらけ」でしたから。

 まずは、「三郷ベジタブルの経営改善を望む市民の会」のYさんがまとめた傍聴レポートをお読みください。そのあとに私(小林じゅん子)の感想や意見も付け加えていますので、併せてご覧ください。

◆上半期は赤字812万円「三郷ベジタブル」決算報告
 安曇野市のトマト栽培第三セクター「株式会社三郷ベジタブル」は08年5月30日、安曇野市議会全員協議会に対し、同社の第5期上半期決算を報告した。それによると、売上高2億2744万円を見込んでいるが、当期純利益は812万円の赤字。同社は「経営計画は、期待値を過大に見てしまった。生産見込みは達成できないと判断。棚卸資産廃棄損が1億円を超すことになった」などと説明した。
   
・生産見込みの不足分21万キロ、1億円超す
 製造原価報告書によると、トマト3品種の生産見込み不足分と実際に捨てた分は、計1億1299万円。同社は、「ハウスのガラス磨き効果が上半期では出なかった。計画生産数量を見直した結果、ラウンド、デリカ、プラムの3品種で21万キロを超す生産不足が生じ、金額で1億427万円になる」と説明した。原油高でLPガスも高騰し、計画単価の2倍を超えた。このため、ガス節約型温室環境制御に切り替えた」などと説明した。

 報告された上半期は19年9月~20年3月の7ヶ月間。実績が示されたのは2月29日までの6ヶ月間で3月分はゼロ計上だった。このため、議員の中からは「6ヶ月と7ヶ月のデータが混在し、ガス使用料にいたっては1年分。こんなバラバラでは比較検討できない」との指摘があった。

 小林じゅん子議員は「当社の経営改善については、安曇野市出資法人あり方検討委員会が厳格な進捗管理が必要と言ってきた経過がある。2~3カ月遅れの発表でなく、2月末締めで可能な限り早く出すよう、市として情報管理を考えるべきだ」と指摘した。
        
・見えにくい赤字の実体
 農産物は1年間単位で生産するため、半期だけでは全体判断はしにくい。このため全員協議会でも、決算の黒字見通しなどについて、突っ込んだ質問はなかった。4期まで年間7138万円だった市への地代家賃は2500万円に減額され、上半期には約半分を計上したものの、実際の支払いは22年度まで猶予しているので、赤字の実体が見えにくいのも、議会側追及を鈍らせる結果になった。しかし、同社の経営改善計画では、6期から5億円を超す売り上げで黒字転換を見込んでいる。1億円を超す生産不足は、計画破綻につながりかねないと恐れる声もある。

 新品種キャンディー・スイートの販売ルートに須藤物産が介在することへの質問も出た。安曇野菜園の三沢賢二専務は「6月に東京で交渉を進める」などと答えたが、内容は明確にしなかった。なお、三郷ベジタブルから安曇野菜園への社名変更は、5月26日の株主総会をへて移行したとしている。

 安曇野市の二木産業観光部長は、決算報告の遅れについて「遅いのは確かだが、市としても(同社に)求めてきた。出てこないので催促した」と述べたにとどまり、決算の内容や経営見通しについては、語らなかった。なお、産業観光部長の職にあるものは、これまで三郷ベジタブルの取締役を兼務していたが、今後は取締役とならないとの報告もあった。

 以上が傍聴レポートですが、「赤字の実体が見えにくいのも、議会側追及を鈍らせる結果になった」とありますが、私の心境もまさにその通りでした。企業会計には不案内なわたしとしては、説明を聞きつつ決算書の数字を追っていくのが精いっぱいで、「どうしてそうなるのか良く分からないな」、「でもやっぱり何かヘンだな」とは思うものの、確信をもった質問はできませんでした。

 全協のあと、説明資料と決算書をじっくり見てみると、「何かヘンだな」と思ったことが「やっぱりヘンだ」ったということで、疑問点がはっきりしてきました。
 まず、製造原価報告書によると、トマト3品種の生産見込み不足分と実際に捨てた分は計1億1299万円で棚卸廃棄損となっています。売上が2億2744万円ですから、半分は廃棄損で消えてしまったということか?
 第3期決算で、来期に収穫できるであろうトマトを「仕掛品」として資産に2億4000万円余り計上し黒字決算にしたことが問題になりましたが、今回は生産見込み不足分と実際に収穫したけれど規格外トマトで捨てた分が1億1299万円もの「棚卸廃棄損」になりました、と説明しているわけです。先々収穫できるであろうトマトを資産に計上して黒字決算したり、やっぱりそんなに収穫できなかった、売れなくて腐ってしまったなど、利益が出ないことにして赤字決算したり、いかようにも調整可能ではないのか?三郷ベジタブルの実態を反映した数字になっているのだろうか。
 もう一つ挙げると、売上2億2744万円に対する売上原価が1億0975万円ですが、前期までは売上高を売上原価が上回ってしまうようなひどい状況が続いていました。それが急に売上原価が半減するなんて? いずれにしろ、農業生産物を扱っていることから、第4期通期の実績と第5期下半期を単純に2倍して比べることはできないと思いますが、他にもいくつか疑問が残ります。
 というわけで、もう一度説明を聞きたいからと、三郷ベジタブルに電話してお願いしたところです。
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by misato_tomato | 2008-06-01 22:50 | 情報公開
2008年 03月 22日

経営改善計画へ議員に温度差

市議会全員協議会でのやりとり~三郷ベジタブル

 株主総会、さらに市議会環境経済委員会への経営改善計画提示を受けて1月23日、安曇野市議会の全員協議会が開かれた。本会議や委員会ではない全員協という性格上、議員の発言は質問にとどまり、議論、疑問、批判は明確には出ていない。しかし3月中旬までの時点で、集中的に議員の声が出たのはこの全員協だけ。技術担当として新たに就任した田中常務の発言と議員とのやりとりは、この問題のその後の流れを決定付けた。おもな発言要旨を再録する。

●議員 すばらしい計画。しかし農産物だから、この通りいくかクエスチョンも。カゴメは海外から多く輸入しており、9割がたは加工品に回るという。生食は輸入物は嫌われ、国内産の価値は上がっている。どういう価格変動、カゴメとの交渉はどうなっているか。

○ベジタブル 価格は固定額で推移。キロ当たりでラウンド310円、プラム410円、デリカは玉により違う。

●議員 待ちに待った計画。田中常務に大きく期待する。略歴と安曇野市との接点は?

○ベジタブル ハウスメーカーに勤めていたが10年前、トマトやりたいとスタート。カゴメと提携して研究している。栃木県で農業クラスターをしていたのを、こちらからお願いした。

○田中常務 60~70人のベジタブル従業員が汗を流しているのを見て、安曇野に骨を埋めるつもりになった。命がけでやるが、できるかどうか。どうぞ未来をいただきたい。技術的な点ではこれまでの経営は、生産チームとフロントにまったく交流がなかった。

●議員 強い決意に期待する。しかし、数字を見ていかなければならない。キャンディースイートのキロ1000円は続くか。LPG燃料を6~8月使わないのは、三郷の気候でできるか。

○田中常務 僕も那須の高地で作っているが、安曇野は湿度が低いのでいける。キャンディースイートは高糖度で8~9度。おいしいもの買いたいという客がいる。とにかく命がけで死ぬしかないところへ自分を追い込む。

●議員 5年で成果を出すというのでは遅い。せいぜい2、3年で目鼻つかないと。5年区切りでは、西山・ベジタブル会長も、三沢・安曇野市部長も辞めてしまう。在職中にどこまでやるか。責任を最後までとらない。どう考えるのか。

○西山会長(副市長、旧三郷村長) 何の計画も5年はひとつの区切りだ。6期から売上高5億円を設定し、もってゆきたい。2年で赤字ゼロにし、責任とった、というのは無理。次に引き継ぐにしてもこの計画をベース。責任逃れ、適当にやっているということはない。
 
●議員 2~4期の売り上げ3億9000万円を5億円にするのが計画の骨子。独自ブランド、販路を持たないといけない。企業の再生には柱が要る。田中常務任せでは荷が重い。西山さん、(副市長と)二股をかけずにベジタブル社長として専任したらどうか。代表権者としての責務、再生への決意を聞きたい。

○西山会長 決意と申しましても…計画にはいろいろな方のご意見が盛られている。代表権者の2人がつながっていないことから、(前社長が)辞任した。(私が)最高の責任という自覚はあるが、将来ずっとというわけには行かない。社長には常勤者を据えることを願う。

●議員 キャンディースイートのキロ1000円は、ふつうの倍以上。糖度8をつくるには、高いストレスをかける必要があろう。高温に強いか。カゴメの契約量が減ったのは単価を下げたり契約しなおしたのか。

○田中常務 那須のふもとで10年間、8度を年8カ月つくってきた。安曇野ブランドでいける。マーケティングしている。

○ベジタブル カゴメとの契約は(07年)10月27日本社で取締役と話した。約束しているが、文書化はこれからだ。

●議員 田中常務の意気込みには心打たれるものがあるが、①キャンディースイートについて、もう少し説明してほしい ②スーパーなど8社に133トン売るというが、市場を持っているのか ③栽培は、水耕か露地か。

○田中常務 キャンディースイートは北海道で成功しているところがある。水耕。有機培土で水をぎりぎりまで絞る。収品率は、大小すべて商品になる。133トンは資料3にある通り。栃木における既存の取引先です。今後はぼくがこっちで生産販売する。

●議員 ベジタブルが販売会社を通じて売るとなると、お金が掛かるのか。リベートなり、取引が発生するのか。

○ベジタブル 5期はまだカゴメだけ。(キャンディースイートは)8月以降になるので、それまでに詰める。

●議員 代表は1人。責任は重い。適当な人がいれば社長にというのでは、無責任だ。中途半端に、会長という立場で再生の責任を取るというのは、問題を残す。改善できるとは思えない。推定の数値が計画にある。だめならば私財を投げ込む、退職金を返上を。

○西山会長 うまく言えないが気持ちとしては、まったく…自分ひとりでこうとは言えない。歯切れわるいが…。


《傍聴席・市民の会からコメント》
 あり方検討委の報告書と市議会やりとりを対比すれば、市議会審議および市政に何が欠けているか、あるいは情報開示されていないかが分かる。
 三郷ベジタブルでいえば、1億7000万円の土地購入借入金の目途については議会でやりとりはなく、理事者側からの説明もない。金融機関名や県との交渉なども不明のまま。収益率向上の手立ても議論は詰め切れていない。既存品種のラウンドとプラムも、大幅な売り上げ増を見込んでいるが、可能かどうか。4半期ごとの経営改善管理も、年単位の農業生産を考えると、困難が考えられるが、具体的な議論はなされていない。「改善計画に沿った経営が達成できない場合」というのは、いつの時点が考えられるか。直近でいえば「今秋」とか「年末」「年度末」あるいは、より長いスパンを考えるのか。仮に3年、5年では、ベジタブルも市政も最高責任者は任期切れになってしまう。全体として、一部議員が「すばらしい計画」という経営改善計画は、再び「絵に描いた餅」になる不安を抱えている。初めに黒字ありきで売上高5億円という数字をはじき出し、施設使用料は減価償却方式にして減額。数字合わせで、技術的課題はすべて新常務に負わせる結果になっていないだろうか。
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by misato_tomato | 2008-03-22 20:32 | 情報公開
2008年 01月 25日

新経営改善計画書とキャンディースイート情報

 1月23日の安曇野市議会全員協議会で、三郷ベジタブルの新しい経営改善計画書について説明がありました。詳しい報告は明日26日の学習会の報告も兼ねて後日に譲るとして、新経営改善計画書と、そこに盛り込まれた「新品種の栽培により売り上げ増を目指す」という、そのトマトの新品種キャンディースイート情報をお知らせしておきます。

下記サイトでご覧ください。

◆三郷ベジタブルの新しい経営改善計画書

三郷ベジタブルの技術担当常務となった田中明氏と新品種キャンディースイートに関する情報です。新経営改善計画書によれば、「田中常務は、大型栽培施設でのトマト生産や販路拡大について、知識及び経験に富み、経営改善計画実行の牽引車的役割を担います。当社の栽培レベルの向上はもとより、新たな販売品種及び販路開拓を可能とするものです」として、大きな期待が寄せられています。

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by misato_tomato | 2008-01-25 14:18 | 情報公開
2007年 12月 26日

12月25日 またも情報公開について異議申立

 安曇野市の情報公開制度を利用して、安曇野市第三セクター株式会社三郷ベジタブルに関する文書(株式会社三郷ベジタブル(施設名=みさと菜園)が旧三郷村に提出した指定管理者の指定に係る申請書と添付書類のすべて)を請求したところ、「公開することにより当該法人等に不利益を与えることが明らかであると認められるため」として、部分公開となりました。

 部分公開といっても事実上の非公開で、下の写真(27ページのうちの一部)のように数字や数値はすべて墨塗りでした。
 担当者に「部分公開の決定をしたのは誰か?」と尋ねると、「市長名の文書ですから、市長ということになります。」というので、「そりゃそうだけど、実際に市長が決めたわけではないでしょ。公開できないと判断し、部分公開の指示を出したのはだれか?」と詰め寄ると、「それは、ちょっと、さしさわりがあるので、私からは言えません。」と逃げの一手。

 安曇野市情報部分公開決定通知書によると、「公開することにより当該法人等に不利益を与えることが明らかであると認められるため」という理由で部分的な公開としていますが、「不利益を与えることが明らか」と言っているだけで、不利益の内容についてまったく説明がなく、部分公開とした具体的根拠も何一つ示されていません。「ダメって書いてあるからダメだ」と言っているのと同じで、なんの説得力もありません。
 また、情報公開条例第7条第3項のただし書きには「人の生命、健康、生活又は財産を保護するため、公開することが必要であると認められる情報を除く。」とあり、安曇野市の財産であるトマト栽培施設や株式会社三郷ベジタブルへの出資金をはじめ、市民の財産を保護するという視点を欠いた判断だと思います。

 指定管理者の選定・指定についていえば、その審議過程の透明性が求められる時代に入っているのですから、行政に都合のよい情報開示でお墨付きを与えてしまうことがないよう、申請書や関連する添付書類、審議記録等を保存するとともに、公開に努めなければならないはずです。

 そこで、下記のように情報公開について異議(不服)申立をすることにしました。(請求した公文書が公開されない等その決定に不服があるときは、行政不服審査法による不服申立てができることになっています。)

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処分庁 安曇野市長 平林伊三郎 様
                                2007年12月25日

                                異議申立人 小林純子

              異 議 申 立 書

次のとおり異議申立をする。

第1項 異議申立人の住所・氏名・年齢
住所:〒399-8301安曇野市穂高有明2104-10
氏名:小林純子 53歳

第2項 異議申立に係る処分
2007年12月18日付けの異議申立人に対する公文書の部分公開決定処分(19三産振Aア-17第12号)。

第3項 異議申立に係る処分があったことを知った年月日
2007年12月20日

第4項 異議申立の趣旨
 安曇野市長は、異議申立人の「安曇野市第三セクター㈱三郷ベジタブルに関する文書(株式会社三郷ベジタブルが旧三郷村に提出した指定管理者の指定に係る申請書と添付書類)」に関する公文書公開請求に対して、安曇野市情報公開条例(以下「情報公開条例」)第7条第3号に該当するとして部分公開の決定をしたが、これは情報公開条例を適切に運用しているとはいえない。したがって、安曇野市長は、部分公開決定処分(19三産振Aア-17第12号)を取り消し、全面公開すべきである。

第5項 異議申立の理由
(1) 異議申立人は、2007年12月4日、処分庁(安曇野市)に対して、情報公開条例に基づき、安曇野市第三セクター株式会社三郷ベジタブルに関する文書(株式会社三郷ベジタブルが旧三郷村に提出した指定管理者の指定に係る申請書と添付書類)の情報公開請求をした。

(2) 処分庁(安曇野市)は、2007年12月18日、(1)の請求に対し、部分公開決定の処分(以下「本件処分」)を行った。

(3) しかし、本件処分は、次の理由により条例違反である。
 情報公開条例第7条第3項によれば、「法人その他の団体(国、独立行政法人等、地方公共団体及び地方独立行政法人を除く。以下「法人等」という。)に関する情報又は事業を営む個人の当該事業に関する情報で、公開することにより当該法人等又は当該事業を営む個人に不利益を与えることが明らかであると認められるもの。ただし、人の生命、健康、生活又は財産を保護するため、公開することが必要であると認められる情報を除く。」となっている。
本件処分では、「公開することにより当該法人等に不利益を与えることが明らかであると認められるため」として部分的な公開としているが、「不利益を与えることが明らかである」と言っているだけで、不利益の内容についてまったく説明がなく、部分公開の具体的根拠も示されていない。

 また、情報公開条例第7条第3項のただし書きには「人の生命、健康、生活又は財産を保護するため、公開することが必要であると認められる情報を除く。」とあり、安曇野市の財産であるトマト栽培施設や株式会社三郷ベジタブルへの出資金をはじめ、市民の財産を保護するという視点を欠いた判断である。

 指定管理者の選定・指定にあたっては、その審議過程の透明性が求められる時代に入っている。行政に都合のよい情報開示でお墨付きを与えてしまうことがないよう、申請書や関連する添付書類、審議記録等を保存し、かつ、公開に努めなければならない。
安曇野市行政が公正、公平に事務事業を執行していることが公知されるためには、本件情報が公開されることが必要で、公開によってこそ市政への理解と信頼が高まるのである。

(4) 以上から、本件処分に至る原因は安曇野市にあることを認め、情報公開条例を適切に運用するよう求めて本申立に及んだ。

第6項 処分庁(安曇野市)の教示の有無及びその内容
「この処分に不服がある場合には、この処分があったことを知った日の翌日から起算して60日以内に、市長に対して異議申立てをすることができます」との教示があった。
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安曇野市第三セクター株式会社三郷ベジタブルに関する文書(株式会社三郷ベジタブル(施設名=みさと菜園)が旧三郷村に提出した指定管理者の指定に係る申請書(公開)と添付書類(部分公開)
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by misato_tomato | 2007-12-26 21:50 | 情報公開