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2007年 12月 26日

12月22日 経営深刻、活発な質問、議論「三郷ベジタブル」第1回学習会

 安曇野市のトマト栽培第三セクター「三郷ベジタブル」の経営問題を考える学習会が07年12月22日、安曇野市の堀金体育館で開かれ、市民50人が参加した。三郷ベジタブルの経営改善を望む市民の会(諌山憲俊代表)が主催。甘い事業計画による経営不振が深刻化している現状が報告され、多額の税金が費消される恐れなどについて、活発な質問、議論があった。

◆08年1月26日に第2回学習会を予定しています。

◆当日配布の資料は下記からご覧いただけます。

「三郷ベジタブル」(施設名・安曇野みさと菜園の写真)

「三郷ベジタブル」の概要

「三郷ベジタブル」発足前後からこれまでの経緯

住民監査請求の主たる内容(2007 年8 月31 日請求)

各決算期からわかること
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※第1回学習会の内容は改めて報告します。
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by misato_tomato | 2007-12-26 23:17 | 学習会
2007年 12月 26日

12月25日 またも情報公開について異議申立

 安曇野市の情報公開制度を利用して、安曇野市第三セクター株式会社三郷ベジタブルに関する文書(株式会社三郷ベジタブル(施設名=みさと菜園)が旧三郷村に提出した指定管理者の指定に係る申請書と添付書類のすべて)を請求したところ、「公開することにより当該法人等に不利益を与えることが明らかであると認められるため」として、部分公開となりました。

 部分公開といっても事実上の非公開で、下の写真(27ページのうちの一部)のように数字や数値はすべて墨塗りでした。
 担当者に「部分公開の決定をしたのは誰か?」と尋ねると、「市長名の文書ですから、市長ということになります。」というので、「そりゃそうだけど、実際に市長が決めたわけではないでしょ。公開できないと判断し、部分公開の指示を出したのはだれか?」と詰め寄ると、「それは、ちょっと、さしさわりがあるので、私からは言えません。」と逃げの一手。

 安曇野市情報部分公開決定通知書によると、「公開することにより当該法人等に不利益を与えることが明らかであると認められるため」という理由で部分的な公開としていますが、「不利益を与えることが明らか」と言っているだけで、不利益の内容についてまったく説明がなく、部分公開とした具体的根拠も何一つ示されていません。「ダメって書いてあるからダメだ」と言っているのと同じで、なんの説得力もありません。
 また、情報公開条例第7条第3項のただし書きには「人の生命、健康、生活又は財産を保護するため、公開することが必要であると認められる情報を除く。」とあり、安曇野市の財産であるトマト栽培施設や株式会社三郷ベジタブルへの出資金をはじめ、市民の財産を保護するという視点を欠いた判断だと思います。

 指定管理者の選定・指定についていえば、その審議過程の透明性が求められる時代に入っているのですから、行政に都合のよい情報開示でお墨付きを与えてしまうことがないよう、申請書や関連する添付書類、審議記録等を保存するとともに、公開に努めなければならないはずです。

 そこで、下記のように情報公開について異議(不服)申立をすることにしました。(請求した公文書が公開されない等その決定に不服があるときは、行政不服審査法による不服申立てができることになっています。)

------------------------------------------------------------

処分庁 安曇野市長 平林伊三郎 様
                                2007年12月25日

                                異議申立人 小林純子

              異 議 申 立 書

次のとおり異議申立をする。

第1項 異議申立人の住所・氏名・年齢
住所:〒399-8301安曇野市穂高有明2104-10
氏名:小林純子 53歳

第2項 異議申立に係る処分
2007年12月18日付けの異議申立人に対する公文書の部分公開決定処分(19三産振Aア-17第12号)。

第3項 異議申立に係る処分があったことを知った年月日
2007年12月20日

第4項 異議申立の趣旨
 安曇野市長は、異議申立人の「安曇野市第三セクター㈱三郷ベジタブルに関する文書(株式会社三郷ベジタブルが旧三郷村に提出した指定管理者の指定に係る申請書と添付書類)」に関する公文書公開請求に対して、安曇野市情報公開条例(以下「情報公開条例」)第7条第3号に該当するとして部分公開の決定をしたが、これは情報公開条例を適切に運用しているとはいえない。したがって、安曇野市長は、部分公開決定処分(19三産振Aア-17第12号)を取り消し、全面公開すべきである。

第5項 異議申立の理由
(1) 異議申立人は、2007年12月4日、処分庁(安曇野市)に対して、情報公開条例に基づき、安曇野市第三セクター株式会社三郷ベジタブルに関する文書(株式会社三郷ベジタブルが旧三郷村に提出した指定管理者の指定に係る申請書と添付書類)の情報公開請求をした。

(2) 処分庁(安曇野市)は、2007年12月18日、(1)の請求に対し、部分公開決定の処分(以下「本件処分」)を行った。

(3) しかし、本件処分は、次の理由により条例違反である。
 情報公開条例第7条第3項によれば、「法人その他の団体(国、独立行政法人等、地方公共団体及び地方独立行政法人を除く。以下「法人等」という。)に関する情報又は事業を営む個人の当該事業に関する情報で、公開することにより当該法人等又は当該事業を営む個人に不利益を与えることが明らかであると認められるもの。ただし、人の生命、健康、生活又は財産を保護するため、公開することが必要であると認められる情報を除く。」となっている。
本件処分では、「公開することにより当該法人等に不利益を与えることが明らかであると認められるため」として部分的な公開としているが、「不利益を与えることが明らかである」と言っているだけで、不利益の内容についてまったく説明がなく、部分公開の具体的根拠も示されていない。

 また、情報公開条例第7条第3項のただし書きには「人の生命、健康、生活又は財産を保護するため、公開することが必要であると認められる情報を除く。」とあり、安曇野市の財産であるトマト栽培施設や株式会社三郷ベジタブルへの出資金をはじめ、市民の財産を保護するという視点を欠いた判断である。

 指定管理者の選定・指定にあたっては、その審議過程の透明性が求められる時代に入っている。行政に都合のよい情報開示でお墨付きを与えてしまうことがないよう、申請書や関連する添付書類、審議記録等を保存し、かつ、公開に努めなければならない。
安曇野市行政が公正、公平に事務事業を執行していることが公知されるためには、本件情報が公開されることが必要で、公開によってこそ市政への理解と信頼が高まるのである。

(4) 以上から、本件処分に至る原因は安曇野市にあることを認め、情報公開条例を適切に運用するよう求めて本申立に及んだ。

第6項 処分庁(安曇野市)の教示の有無及びその内容
「この処分に不服がある場合には、この処分があったことを知った日の翌日から起算して60日以内に、市長に対して異議申立てをすることができます」との教示があった。
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安曇野市第三セクター株式会社三郷ベジタブルに関する文書(株式会社三郷ベジタブル(施設名=みさと菜園)が旧三郷村に提出した指定管理者の指定に係る申請書(公開)と添付書類(部分公開)
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by misato_tomato | 2007-12-26 21:50 | 情報公開
2007年 12月 26日

11月21日 三郷ベジタブルの使用料徴収にかかわる住民訴訟

 安曇野市が出資する第三セクター「三郷ベジタブル」に、トマト栽培施設使用料の支払いを求める住民監査請求を行ったことは、みなさんご承知のことと思います。
 以下の3点を要求したわけですが、②の「安曇野市の平成19年度一般会計予算を増額補正するように勧告すること」だけが認められ、それ以外については「監査請求する理由がない」ということで棄却となりました。

①市は、総額7億1,380万円となるはずの㈱三郷ベジタブルにかかる使用料につき減免したり使用料の一部を時効消滅させてはならないと勧告すること。→棄却
②市は、㈱三郷ベジタブルに、トマト栽培施設使用料7,138万円を直ちに請求し→棄却、安曇野市の平成19年度一般会計予算を増額補正するように勧告すること。→市長に勧告
③市は、市(旧三郷村)と㈱三郷ベジタブルおよび金融機関が結んだ2億5,000万円の損失補償契約は直ちに解除すること。その際に市に生じる損害は、当初の契約責任のある旧三郷村長であった副市長が弁済するように勧告すること。→棄却

 一部ではあれ認められた点は評価していますが、市民が期待しているのは「将来性のないトマト栽培の事業を強引に進めた旧三郷村行政と村長(現安曇野市の副市長)の責任を明確にし、今後二度とこのような問題を起こさぬようにすること」であり、そこまで踏み込んだ監査とはなっていませんでした。住民監査請求で第三セクターの会社を追求することの限界と、市の監査委員が監査することの限界を感じました。

 このうえは、住民訴訟により責任を追及したいと考え、本日21日に、三郷ベジタブルの使用料徴収と損失補償契約について、安曇野市の対応の違法性を問う住民訴訟を長野地裁に提訴しました。(写真は長野市にある長野地方裁判所)
 住民訴訟といっても、訴えうる違法性は限られており、勝訴の可能性も高くはありません。しかし、住民訴訟を闘うプロセスそのものが、第三セクターや三郷ベジタブルの問題を市民に明らかにすることにつながり、そこに大きな意義があるのではないでしょうか。。ウヤムヤにしてはいけない重要な問題であり、市民からの問題提起が今後の市政に大きな影響を及ぼすとともに、住民自治への関心を高めるキッカケになると考えます。

 以下から関連の新聞記事がご覧いただけます。

三郷ベジタブル問題・住民二人が市を提訴d0138939_23361530.jpg
 「対応に違法性」確認求める 11月22日 市民タイムス

違法性確認求め安曇野市議ら提訴 11月22日 読売新聞

安曇野市を住民提訴
 三セクの施設使用料めぐり 11月22日 信濃毎日新聞


安曇野市の三セク補償・差し止め求め市議らが提訴
 安曇野監査委員に 「経営改善ない」 11月22日 朝日新聞


住民有志が市長提訴
 安曇野の三郷ベジタブル問題・使用料請求など 11月22日 中日新聞


安曇野三郷ベジタブル問題
 監査結果不服で住民訴訟 11月22日 大糸タイムス
 
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by misato_tomato | 2007-12-26 21:46 | 住民訴訟
2007年 12月 26日

12月17日 12月議会・小林じゅん子の一般質問

 私が三郷ベジタブルについて一般質問で取り上げるのは、これで4回目となります。3月議会6月議会と続けて一般質問で取り上げたときには、「まだやるのか!」とヤジがとびましたが、その後は事の重大性が認識され、この12月定例議会では議論の焦点となっています。

 思えば1年前の12月定例議会、議長提出の諸般の報告の中に問題の決算書はありました。株式会社三郷ベジタブル第3期決算書です。業績不振というような話もきいていたので、また赤字かなと思いページをめくりました。ところが当期純利益1,900万円あまりの黒字とあり、意外な気はしましたが、すぐには問題に気がつきませんでした。市へ支払うべきトマト栽培施設使用料が1億8,000万円もの未払金になっていることを、私が知ったのは年が明けてからでした。三郷ベジタブルから説明があったのは、なんと2月下旬、3月の予算議会を目前にした頃でした。その後の経緯については皆さんご承知の通りです。

 もし、あのときの12月議会で第3期の決算について、その実態が報告されていれば、今ごろは経営改善計画も実行に移され4期目の決算もちがったものになっていたでしょう。
 議会からの指摘や市の監査にとどまらず、住民監査請求もあり、住民訴訟にまで発展しているにもかかわらず、無為に過ぎてしまった三郷ベジタブルのこの1年は致命的であり、非常に残念に思います・・・、というような前置きから質問に入りました。

1、財政援助団体等監査の結果について
 8月の監査報告で指摘された以下の2点について、その後の対応はどうなっているか。①損失補償契約について、契約書の不備や契約書そのものの不存在など早急に是正すること、について。

 これについては、私の直前に質問した丸山議員が、かなりのところまで追及してくれたので、問題の実態がいっそうハッキリしてきました。監査により是正を求められていることについて、ほとんど何も進んでいないということも分かりました。

 そこで私は以下のような質問で詰めていきました。

◆C金融機関との損失補償契約書は存在しないが、2003年3月にC金融機関より「諸経費支払い」の使途目的で6千万円借入したのは、損失補償契約なのか?

◆損失補償契約書は存在せず、一般的な借入の契約書(金銭消費貸借契約書)があるだけであるが、市は損失補償契約だと言っている。それにしては、市の損失補償の期限を過ぎたH26年1月25日が返済期限となっており、印紙も貼られておらず、不審な点の多い契約書である。この借入が損失補償契約だとする根拠は?

◆一時借入をしては長期借入の返済をしている。この一時借入はどこからいくら、どのように借入しているのか?誰がどのような立場で保証人になっているのか?

◆契約書等の不備ということでは、施設使用の賃貸借契約は17年間となっているが、三郷ベジタブルの指定管理者の指定期間は10年間であり、一致していない。そもそも指定管理の協定書も結んでいないが、どうなっているのか。

◆以上、三郷村行政の仕事ぶりを表すもの。地方公共団体は、法令に違反してその事務を処理してはならない。とする地方自治法2条16項にことごとく違反している。西山副市長(旧三郷村長)の見解は?

②組織体制の見直しも含めて新たな「経営改善計画」を作成すること、について。

◆生産力アップ、技術力アップ、販売網の確立、組織の見直し、の4点を重点に新たな「経営改善計画」の見直しをしているとのことだが、それ以前に、第4期決算の現状把握はどうなっているか。

◆未払金のほとんどが安曇野市に対する賃借料の未払分である。この金額の全部を、切り捨てても正味財産は増加することはない。売上高に対しての売上原価を見てみると、それぞれの売上高に対する割合は、原材料費24%、人件費40%、水道光熱費33%、棚卸資産廃棄12%。もうこれだけで売上高に対して約110%となり、売上高を10%も超えてしまう。作っても作っても赤字で、今後の再建は非常に厳しいのでは。

◆県農業開発公社から20年5月までに買取を約束している土地購入費1億7,239万円については一円の積立ても出来ていない。どうするつもりか。

◆当期の損失で2億4640万円の発生というものの、実態は前期までの決算を含め正味では3年間の損失といえる。累積では、3億1791万円の赤字、年1億円の赤字を作ってきたといっても過言ではない。2期目以降の売上の減少と伸び悩みは、単に技術的な要因ばかりではなく、当初からの計画と市場経済を無視した結果ではないのか。その点の反省は?

2、住民監査請求による勧告について
 請求人の主張を一部認め、市に対し平成19年度一般会計予算にトマト栽培施設使用料7,138万円増額補正するように勧告されたが、市としての考えは。同様に三郷ベジタブルとしての考えは。

・10月4日の意見陳述での担当部長の発言「公の施設であり、政策目的をもって整備したもの、担い手の育成、農業振興、雇用の創出、遊休荒廃農地の有効活用などの目的から作った施設。本来ならば、施設使用料は自治体が当然負担すべきものと考える」

・11月29日の定例記者会見での市長の発言「妥当な金額かどうかは疑問。検証しなおす必要がある」

・11月29日の全協での担当部長の発言「7000万円の施設使用料はベラボーな金額」

◆これらの発言は、最近になって三郷ベジタブルの経営が立ち行かなくなったために出てきたもの。そもそも、このベラボーな金額の使用料を払えるだけの収益が上がる、という当初計画に問題があったのではないか。

 以上、私が質問した事項を並べてみましたが、担当部長と副市長の答弁は責任を感じているのかいないのか、まるで他人事のような答弁と話しぶりで、「これで再建計画が進むのだろうか?」と不安は大きくなるばかりでした。

 最後に、「市長は『仮定の話はできない』と言ったが、もはや『仮定の話』ではなく、現実の話である。次の手を考えておられるはずですが・・・」という言葉で締めくくりました。
※答弁も含めて詳しい報告は後日に。
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by misato_tomato | 2007-12-26 21:44 | 活動報告
2007年 12月 26日

10月27日 住民監査請求に対する監査結果

 ㈱三郷ベジタブルにトマト栽培施設使用料の支払いを求める住民監査請求を行なったのが8月31日。60日以内に監査結果の決定をすることになっているので、そろそろ通知があるかと思っていたら、昨日のうちに「本日26日付で通知を発送したそうですよ」という情報が。そしてその通りに、27日には配達証明で住民監査請求に係る監査結果についての通知が届きました。

 以下の3点を要求していましたが、(2)の内の「安曇野市の平成19年度一般会計予算を増額補正するように勧告すること」だけが認められ、それ以外については「監査請求する理由がない」ということで棄却とありました。

(1)市は、総額7億1,380万円となるはずの㈱三郷ベジタブルにかかる使用料につき減免したり使用料の一部を時効消滅させてはならないと勧告すること。

(2)市は、㈱三郷ベジタブルに、トマト栽培施設使用料7,138万円を直ちに請求し、安曇野市の平成19年度一般会計予算を増額補正するように勧告すること。

(3)市は、市(旧三郷村)と㈱三郷ベジタブルおよび金融機関が結んだ2億5,000万円の損失補償契約は直ちに解除すること。その際に市に生じる損害は、当初の契約責任のある旧三郷村長であった副市長が弁済するように勧告すること。


 住民監査請求が認められることは稀であるという「現実」を考えれば、部分的にではあれ認められた点は評価したいと思います。しかし、市民が期待しているのは、「将来性のないトマト栽培の事業を強引に進めた旧三郷村行政と村長(現安曇野市の副市長)の責任を明確にし、今後二度とこのような問題が起こらないよう教訓としてほしいということなのですが、残念ながらそこまで踏み込んだ監査とはなっていません。住民監査請求で第三セクターの会社を追求することの限界と、市の監査委員が監査することの限界を感じています。

 監査結果が納得できなければ、通知を受け取ってから30日以内に住民訴訟を起こすことができるので、今後どうするのがいいか監査請求した20人で考えているところです。まずは弁護士と相談し、私はちょうど11日に「む・しネット」主催の議員と市民の勉強会があり、「情報公開、住民監査請求など制度を活用して役所をひらく」というテーマで勉強するので、実践的手法とスキルを伝授してもらうつもりです。

住民監査請求・監査結果はこちらからご覧いただけます。
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by misato_tomato | 2007-12-26 21:35 | 住民監査請求
2007年 12月 26日

10月4日 住民監査請求について意見陳述

 ㈱三郷ベジタブルにトマト栽培施設使用料の支払いを求める住民監査請求を、8月31日に提出。受理され、待つこと1ケ月ほど、4日には請求者の意見陳述が行なわれました。請求者は午前10時半から、それに先立って朝9時からは関係職員の意見陳述も行なわれるというので、こちらも傍聴してきました。(右写真は市民タイムス掲載記事)

 関係職員の意見陳述は、西山副市長(三郷ベジタブル代表取締役会長)と三沢産業観光部長(三郷ベジタブル取締役)の二人。その話には「えっ?!」と思ったことが幾つかありました。一つあげると、「安曇野市(旧三郷村)と三郷ベジタブルが結んだ賃貸借契約書です。「据え置く」と「猶予する」の二つの言葉が使われているのですが、その意味の説明には、ただただあきれるばかりでした。私からもしつこく確認していたのに・・・ 部長は「間違いない」と言っていたのに・・・
 この点については、読売新聞の記者が関心を持って取材してくれ、「三郷ベジタブル支払猶予~安曇野市と契約結ばず」の見出しで記事になっています。言われてみれば、いつ支払うか、分割するかどうかといったことについては『あやふやだった』というのですから、契約は成立していないも同然、「契約結ばず」と書かれても仕方がない。

◆三郷ベジタブル支払猶予
 ~安曇野市と契約結ばず~取締役明かす 10月5日 読売新聞
 安曇野市やカゴメ(本社・名古屋市)などが出資する第3セクター「三郷ベジタブル」の三沢賢二取締役(市産業観光部長)は4日、猶予された2005年度までの2年分の施設使用料約1億4000万円をいつ支払うか、分割するかどうかといったことについて「あやふやだった」として、市と支払い契約を結んでいなかったことを明らかにした。

 同社をめぐる住民監査請求を受け、市監査委員が同日開いた陳述の場で、監査委員の質問に三沢取締役が答えた。
 同社は04年4月1日付けで、当時の三郷村との間で結んだ賃貸借契約書では、トマト栽培施設や駐車場など計約6ヘクタールの使用料を年間7,138万円とし、毎年度末日までに支払うと規定。ただし、04、05年度の使用料は「据え置く」と規定して支払いを先延ばししたまま、合併した同市に引き継がれ、その後、支払い期限や方法などについて決めていなかった。

 06年度の使用料についても、同市は今年3月になって、同社と変更契約書を取り交わして支払いを猶予したが、こちらもいつ、どのように支払うかは未定。三沢取締役は「市と協議して詰めたい」と述べた。

 以上は読売新聞より。
 とにかく、三郷ベジタブル関係の契約書(損失補償契約、金銭消費貸借契約、賃貸借契約など)は、どれも契約書の内容に不備な点や不明な点があり、こんなことで数千万円、億単位のお金が動いたとは信じられません。当初の事業計画のズサンさ、イイカゲンさを象徴するような契約書です。

 以下から関連の新聞記事がご覧いただけます。

三郷ベジタブル支払猶予
 ~安曇野市と契約結ばず~取締役明かす 10月5日 読売新聞


三郷ベジタブル不振問題・監査請求受け意見陳述
 住民側は責任追及 市は「早期に経営改善」  10月5日 市民タイムス


◆「三郷ベジタブル」監査請求
 市職員らの意見聴取 安曇野市監査委員  10月5日 信濃毎日新聞


三セク「三郷ベジタブル」市民有志が意見陳述
 安曇野監査委員に 「経営改善ない」  10月5日 毎日新聞


住民監査請求で関係者意見陳述
 安曇野の三郷ベジタブルめぐり市監査委  10月5日 中日新聞

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by misato_tomato | 2007-12-26 21:31 | 住民監査請求
2007年 12月 26日

8月31日 住民監査請求書を提出

 この1ヶ月、というか6月議会が終わってからは、三郷ベジタブルの問題に時間を費やしてきました。三郷ベジタブルの経営不振については、これまでも何度か報告したとおりです。決算書の分析をお願いした会計士さんからも、このままでは先々の見込みはないとの報告、悪い予測が的中してしまいました。関係者に本気で経営改善策を考えてもらうためには、もう「外圧」をかけるしかないと思い、情報公開請求をするなど調査してきました。

 今年初めて市が設置した「出資法人あり方検討専門委員会」の調査にも期待していたのですが、、三郷ベジタブルについての聞き取り調査は10月以降とのこと。「そんな先まで待ってはいられない」、「経営改善計画書にも、6月議会の答弁にも、危機感がない」、「早くしないと大変なことになる」など、市民の声の高まりは住民監査請求の動きとなりました。
 先週の23日に市民有志で住民監査請求することを決め、私は地方自治法第199条第7項の規定により、安曇野市監査委員に第三セクター㈱三郷ベジタブルの監査をするよう要望書を提出することにしました。

 ところが、28日にそのことで市へ問合せしたところ「市の監査が入って、報告書が出たところ」だと言われ、一瞬なんのこと?と思ってしまいました。
 せっかく書いた要望書ですが、監査委員が必要と認めて監査に入ったのなら、それに越したことはないと、さっそく監査報告書をもらってきて確認。私が情報公開などして入手した事実と、そう変わらないことが書かれていました。しかし、監査結果は、「改善、検討を要する事項が認められたので、三郷ベジタブルに対する指導を含め適切な措置を講じられたい」で終わり。現状追認のようなところもあり、違法性、不当性の指摘はありませんでした。
 これはやはり住民監査請求するしかない、ということになり準備を進め、本日午後、安曇野市監査委員事務局へ住民監査請求書を提出したところです。

 とはいえ、住民監査請求というのは、市の財務会計上の行為(1、公金(安曇野市の管理に属する現金等)の支出 2、財産(土地、建物、物品等)の取得・管理・処分 3、契約(工事請負、購入等)の締結・履行 4、債務その他の義務の負担(借り入れ等) 5、公金の賦課・徴収を怠る事実(市税の徴収を怠る場合等) 6、財産の管理を怠る事実(損害賠償請求を怠る場合等))については請求できますが、直接に㈱三郷ベジタブルの監査を請求することはできません。
 したがって、安曇野市の財務会計上の行為が㈱三郷ベジタブルとの関係において適切であったかどうか監査請求することで、㈱三郷ベジタブルの問題を浮かび上がらせたいと考えました。

 誌面の都合で、ここでは監査委員に求める措置3点の記しておきますが、住民監査請求書はこちらからご覧いただけますので、クリックしてご覧ください。

◆㈱三郷ベジタブルにトマト栽培施設使用料の支払いを求める住民監査請求
《監査委員に求める措置》
 請求人は、監査委員が市長、副市長(㈱三郷ベジタブル代表取締役会長)、収入役(㈱三郷ベジタブル監査役)に対して、以下の内容の勧告をされるよう請求する。

(1) 市は、総額7億1,380万円となるはずの㈱三郷ベジタブルにかかる使用料につき減免したり使用料の一部を時効消滅させてはならないと勧告すること。

(2) 市は、㈱三郷ベジタブルに、トマト栽培施設使用料7,138万円を直ちに請求し、安曇野市の平成19年度一般会計予算を増額補正するように勧告すること。

(3) 市は、市(旧三郷村)と㈱三郷ベジタブルおよび金融機関が結んだ2億5,000万円の損失補償契約は直ちに解除すること。その際に市に生じる損害は、当初の契約責任のある旧三郷村長であった副市長が弁済するように勧告すること。
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by misato_tomato | 2007-12-26 21:24 | 住民監査請求
2007年 12月 26日

「三郷ベジタブルの経営改善を望む市民の会」について

 「三郷ベジタブルの経営改善を望む市民の会」は、住民訴訟の支援、三郷ベジタブルに関する情報収集と分析、市民への周知活動などを目的として設立されました。この会の目的に賛同される方は、だれでも入会できます。

◆設立の目的
 住民訴訟支援、資金集め、情報収集と分析、情報発信(通信発行)
 市民への広範な周知活動、メディア対応、経過報告会の開催など

◆組織体制
 世話人会を意思決定機関とする。(任期、員数を定めず)
 代表世話人  諫山憲俊
 そのほか会計、監事、司法アドバイザーを置く。

◆三郷ベジタブルの経営改善を望む市民の会規約

第1条(名称・所在地)
  本会は、三郷ベジタブルの経営改善を望む市民の会と称し、主たる事務所を安曇野市穂高有明9972-1におく。
第2条(目的)
  本会は、三郷ベジタブル関連の住民訴訟の支援活動と、会員相互の親睦を深めることを目的とする。
第3条(事業)
  本会は、前条の目的を達成するため次の事業を行う。
   1 住民訴訟の支援活動
   2 一般市民への広範な周知活動
第4条(会員)
  本会は、第2条の目的に賛同した者をもって会員とする。
第5条(役員)
  本会に次の役員をおく。
   代表世話人   1名
   会計      1名
   監事      1名   
第6条(役員の選出及び任期)
  役員は世話人会において選出し、任期は定めない。
第7条(会議)
  代表世話人は、世話人会及び総会を招集する。
第8条(経費)
  本会の経費は、寄附金その他の収入をもって充当する。
第9条(会計年度及び会計監査)
  本会の会計年度は、毎年1月1日から12月31日までとし、会計は本会の経理につき年1回監事による監査を受け、その監査意見書を付して総会に報告する。
第10条(規約の改廃)
  本規約の改廃は、総会において決定する。
第11条(補則)
  本規約に定めなき事項については、世話人会で決定する。
附  則
  本規約は、2007年11月21日から実施する。

*会員の氏名、住所等の個人情報は公開しない。


ご意見などありましたら、お寄せください。
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by misato_tomato | 2007-12-26 20:57 | はじめに
2007年 12月 26日

“三郷ベジタブルに いま何が起きているか”

これでいいのか?安曇野市!トマト栽培で大赤字!
“三郷ベジタブルに いま何が起きているか”


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㈱三郷ベジタブルは、2003年11月に旧三郷村が3100万円、JA、カゴメ㈱、土地
所有者などが、残りの2950万円を出資して設立した第三セクターです。カゴメ㈱
の生鮮トマトの生産・販売事業の委託を受け、カゴメの技術指導、栽培基準で生
産しています。

旧三郷村の事業計画が甘かったことに加え、原油価格の高騰など生産コストの見
込み違いや、水耕栽培という新技術のため試行錯誤の連続であったことなどから、
4年目である今年8月期の決算は2億円を超える大赤字となっています。そのう
え、市に支払うべき年間7000万円余のトマト栽培施設使用料は、これまでずっと
未払いのままになっているのです。

 この経営不振の原因はどこにあるのでしょうか?
 
 住民訴訟まで起きているのはなぜなのでしょうか?
 
 経営の建直しはどうしたらいいのでしょうか?
 
 安曇野市民として無関心ではいられません!

◆三郷ベジタブル関連の資料は下記からご覧いただけます。

「三郷ベジタブル」(施設名・安曇野みさと菜園の写真)

「三郷ベジタブル」の概要

「三郷ベジタブル」発足前後からこれまでの経緯

住民監査請求の主たる内容(2007 年8 月31 日請求)
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by misato_tomato | 2007-12-26 19:21 | はじめに