<   2009年 11月 ( 2 )   > この月の画像一覧


2009年 11月 15日

住民訴訟 控訴審スタート/東京高裁

 09年11月11日(水)14:30開廷 14:57閉廷 東京高裁 加藤新太郎裁判長
 控訴人側 小林純子 中島嘉尚弁護士 傍聴者3名
 被控訴人(安曇野市長)側 宮澤明雄弁護士 傍聴者1名
 報道 2社


 安曇野市のトマト栽培第3セクター・安曇野菜園(旧三郷ベジタブル)経営をめぐる住民訴訟は09年11月11日、東京高裁で第1回口頭弁論が開かれた。控訴人側は24ページに渡る控訴理由書(別紙資料2ページ)と控訴人陳述書4ページ、さらに安曇野市の一般財源負担が平成16~20年度で合計2億9421万円となることを立証する準備書面8を提出。被控訴人側は控訴棄却判決を求める答弁書5ページを提出した。

 口頭弁論冒頭、加藤裁判長が控訴理由を確認。中島弁護士は控訴第1項の丙事件(施設使用料の不払い、建物等賃貸借契約の不法性など)請求(3)(4)について、「一言でいうと、三郷村、安曇野市は三郷ベジタブルと違法な賃貸借契約を結び、20年2月5日には支払い猶予の契約変更をした。これら契約は地方自治法に反し、効力を生じない。一方安曇野市は一般会計から起債償還し、平成19年までに2億2200万円以上を支出。三郷ベジタブルは7138万円の使用料を払うはずだったが、途中から2500万円に減額、支払い猶予した。三郷ベジタブルは不当な利得を得ている。違法な契約に基づく支払い猶予も効力を生じない」と控訴理由を要約した。

 これに対し、被控訴人の宮澤弁護士は「実質的に賃貸借契約ではない。また支払い期限は到来していない」などと反論した。

 加藤裁判長に「どこで決着するのか」と問われた中島弁護士は「賃貸借契約でないとする被控訴人側は、“読み替え”というが、賃貸借はあくまで賃貸借契約であり、読み替えなど理解できない」と主張。加藤裁判長は「真意、あるいは明示でなく黙示ということか」と(賃料読み替えの)意味を分析したうえで「ナンセンスだよね」と端的な評価を述べた。そして「地方自治法改正で制度が切り替えられたとき、なぜ書面をつくらなかったか」と被控訴人側に聞いた。

 これに対し宮澤弁護士は「三郷村は、司法試験合格職員がいる東京都のような自治体ではない。このため従来どおりの形(賃貸借契約)にした」と説明した。

 控訴理由第2項の丙事件請求(1)(2)=賃貸借契約の無効確認など=について中島弁護士が水戸地裁判決を判例に説明。加藤裁判長は「請求は、ものになりそうな請求に絞るように」と指示した。控訴理由第3項=金融機関との損失補償契約=については、中島弁護士が保証契約と実質同じであると説明したのに対し、加藤裁判長は「どこにポイントを置いて決着をつけるか」と聞いた。中島弁護士は安曇農協との損失補償契約が「連携して債務履行に任じる」としていることに注目していることを強調した。

 閉廷後のレクチュアで中島弁護士は「高裁であれほどのやりとりは珍しい。油断はできないが、関心を持っているようだ。全部を控訴するのでなく、要らない部分を取り下げる。20年2月5日の賃貸借変更契約で争う」と次回口頭弁論への狙いを説明した。
 
 書面締め切りは12月11日(金)。
 第2回口頭弁論は12月21日(月)東京高裁で


三郷ベジタブル関連住民訴訟の控訴理由書
控訴理由書に添えた原告の陳述書
安曇野市の答弁書
原告の準備書面
[PR]

by misato_tomato | 2009-11-15 00:21 | 住民訴訟
2009年 11月 03日

控訴審のお知らせ

三郷ベジタブル関連住民訴訟の控訴審のお知らせです。

11月11日(水)午後2時半から、
東京高等裁判所で開かれます。


傍聴大歓迎!

とはいえ
東京高等裁判所は遠いです。
東京都千代田区霞が関1丁目1-4

裁判は5分か10分で終わってしまうでしょうから
臨時国会でもちょっと覗いてみようかしら・・・


控訴理由書と原告の陳述書です。
ご覧ください。

三郷ベジタブル関連住民訴訟の控訴理由書
控訴理由書に添えた原告の陳述書
[PR]

by misato_tomato | 2009-11-03 00:24 | お知らせ